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ユヘジン主演の映画「ラッキー」Luck Key [映画]

昨年観た映画、「哭声」、「お嬢さん(アガシ)」、「阿修羅(アシュラ)原題はアスラ」アップし忘れているうちに、日本でも公開になりましたね(苦笑)

おって、いくつかのネタをアップしたいとは思っています。
「アガシ」と「阿修羅」の間のコンユ主演の「釜山行き」の方が後の公開ですね。不思議。

どれも結構疲れる映画で
アガシは、笑っちゃう内容など書きたかったのですけど、寝かせ過ぎましたね(苦笑)

実は、去年観た映画の中で一番ウケたのがコレ!

ユヘジン主演の「ラッキー」

luckkey.jpg

Luck Key 
誰かにとっては、「鍵をなくす」
まさに、Luck Key 

それは、誰かにとっては、とっても「ラッキー」

なくしものは、「ロッカーのキー」

ロッカーを韓国語で発音すると限りなく、Luckに聞こえますから、ダブルミーニングならぬ、トリプル
三重の言葉遊びではないかと思うタイトルです。

原作は、日本映画「鍵泥棒のメソッド
ユヘジン役が、香川照之
イジュン役が、堺雅人 です。

私としては、韓国の配役の方がベストマッチだったように思います。

そんなに期待されてない公開だったようですが(失礼!)
公開と同時に、アレよアレヨという間にヒットした作品で、
すんごい話題になっていたんです。

コメディジャンルで最短の2週間で500万人突破で、「怪しい彼女」の記録を塗り替えた映画なんですよ。

映画好き、
そして、ユヘジンの演技力は折り紙付きですから
見たーい!と思って、
毎度ながらの帰国日に朝一駆け込みで見てきた映画でした。
(学会の打ち上げで三次会で退散しての(笑)翌朝、よくガンバっていきました!)

売れない役者のジェソン(イジュン:彼は、「風の便りに聞きましたけど...」を含め、情けない役が合いますね〜笑)が、もはやすっからかんの状態で家賃も払えず、部屋は追い出されそうだし、路頭に迷う羽目になりそうになって、自殺をしようとするのですが、これまた、上手くいかない人生ってそういうもの
っていう感じで、自殺すらも上手くいかず、近所の銭湯へ

一方、凄腕の殺し屋ヒョンウク(ユヘジン)は、「仕事」の汚れを落とすために、銭湯へ行き、ジェソンとロッカーで隣り合わせるのですが、
高級時計に分厚い財布
当然、ジェソンは気になって。。

そしてお風呂場で、
先に入ったジェソン
そして、後から入ってきたヒョンウク
な〜んと、落ちてる石鹸に足を滑らせて、すってんころりんどころか
宙に浮いて、すごーい状態で、すっ転び、
頭を打って、気絶

もー、このシーンのスローも面白過ぎます。
古典的で、ドリフ並みなんですけど(ああ、昭和な言い方で通じますでしょうか。。笑)

そんな時に、ジェソンの足元に飛んできたのは、ロッカーの鍵

一度は知らんぷりするも、
んん??なんと、あの高級時計と財布のあの男のロッカーの鍵じゃんと。

で、素知らぬ顔で取り替えて、
高級車に乗って、カーナビで、彼の自宅へ
(意気揚々と銭湯から出てくるところとか、車を探すところとか、もうみんな面白いんですよ〜!)

一方、救急車で運ばれたヒョンウクは
目覚めても記憶喪失。。。

救急隊員のリナから、
あなたのロッカーに入っていたものですと差し出されるものは
全く記憶にない、
ボロボロの洋服と住民カード

そこに書かれている年齢が!!!

だってね、年齢が。。。
ユヘジンは、20代に見える訳ありませんから、涙が出そうに笑いました。

その年齢を言うシーンとか
部屋に帰って、ありえないほど汚い部屋のシーンとか
もう、震えて笑ってました。

そんな二人は、入れ替わって、人生を送るのですが

売れない役者なのですが、
根っからの真面目さ(?)のおかげと
殺し屋として身についた技が幸いするはで
役者稼業はなんとかうまくいくのですが
その間のシーン一つ一つがもう面白くって、
「底抜け!」って古いギャグを盛り込みたくなるぐらいです。。

一方、リナの実家のキンパ屋さんの食堂では
芸術的な包丁さばきで話題になるは
高校生たちの反応の様子とか、もー、本当にウケます!

ともかく、年齢ネタは、毎回反応して笑ってしまいます。

一方、ジェソンは超高級マンションに驚き
ご機嫌に生活を満喫
まさに、湯水のごとく、金は使うし

整然と整理されている部屋や洋服の数々
ワインとか
そして、殺し屋の道具とか
ジェソンの部屋と正反対に整理されている様子がまた見ものですね。

当然ながら、殺し屋としての依頼の連絡も入ってくる訳で...
オドオドしながらも、
おいおい、と思っちゃうような大胆さとか
抜け加減は、イジュンにピッタリの役ですね〜ー。

そして恋愛ネタもありな訳ですよ。

ソンスンホン主演映画「人間中毒(邦題は、情愛中毒)」(これも紹介し忘れてましたね。facebookにだけ書いて、書き忘れてた映画が多数あるんですよね。。)出演後、
「韓律(ハンユル)」のCMキャラクターとなり
ドラマ「上流社会」、「テバク」でブレイクしたイムジヨンが、
同じマンションに住む謎の美女を演じ

そして、救急隊員のリナは、チョユニ
彼女はキュートですよね〜。
一所懸命さとコミカルさと これまたハマリ役!

まさか、ユヘジンと恋に落ちるなんて、想像もつきませんよね

でも、まさかの展開も含め

笑えて、ほんわかする部分もありで、
ホントに大満足の映画ですので、

是非、皆さんにも見て欲しいです〜〜
8月に公開だそうです。

http://eiga.com/news/20170321/20/

なんと、オフィシャルサイトオープンしてます!
LUCK-KEY/ラッキー 俺は誰なんだ?! http://klockworx.com/movie/m-405151/


映画のシーンは、こちらからご覧ください!

http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=95647

写真のリストはこちら

http://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=95647#1120834/PhotoList

映画「パンドラ」:キムナムギル主演最新作 2016年12月公開 [映画]

映画ネタは、思い入れが強く(笑)追記しているうちにupを忘れていることたびたびです。

地震の影響による原発事故を描いた映画として注目を集めていたキムナムギル主演の「パンドラ」

12月7日公開から10日で200万人以上が足を運んだ話題作です。

pndr.jpg

" 話題 "になった理由は....
政府から公開に待ったがかかった=「検閲と外圧」がささやかれた映画です。

ハンギョレ新聞では、公開直後、下記のような記事が掲載されたほどです。
--------------
「外圧でお蔵入りした映画、今なら観られる」

「この映画が封切りされただけでも私のすべき仕事は終わったようだ」検閲と外圧の象徴だった『パンドラ』が封切りされる前日、パク・ジョンウ監督はこのように話した。検閲の象徴が崩れたためであろうか。7日から『パンドラ』が劇場で上映を始め、その間ひっそりと製作が推められてきた進歩的映画も一つ二つと姿を現している。
以下は、上記のリンクをご覧ください。
--------------

社会的な映画に関心を持つ私としては、
このお正月にどうしても見たかった一本です。

原発のある海辺の町で育ったキムナムギルと幼馴染の子どもの頃の映像から始まります。

母と兄嫁は原発に勤務する人たちが利用する食堂を営み
父と兄を原発事故の被曝により亡くしているジェヒョクことキムナムギル
彼は、原発でエンジニアとして働いています。

一方、原発の所長であり、技術者として、老朽化や震災を懸念して上層部に進言するが受け入れてもらえず、かえって左遷されてしまうヒョンソプは、
MBCドラマ「トンイ」や
映画「7番房の奇跡」など演技力で定評のある彼は、
1000万人の観客動員の実績を元に「一千万俳優」の称号を得ているチョンジニョン

韓半島を襲った未曾有の地震により、海岸沿いの原発は、制御がきかなくなった...

そうです。

この映画は、東日本大震災とその後発生した福島での原発事故をモチーフにしています。

原発の外観こそ、スリーマイル島の様相ですが、
地震直後に制御を失い、
メルトダウンに至る状態や
消防隊の対応など、まさに福島の惨劇を参考にしたものです。

おりもおり、昨年9月には、原発銀座と言われる慶尚道で、地震があり、
慶州は瓦が落ちたり、被害を受け、
釜山での揺れや、首都圏での揺れなどで韓国内がパニックになった背景があり、
それらの影響で、さらに公開が遅れていたと言われています。

話を映画に戻すと、
左遷され、原発を後にした直後に発生した巨大地震により、
急遽、原発に戻り、
「責任者は自分だ」として、対応策に奮闘するチョンジニョン

原発で働くのをやめて、仕事を求めて海外へ行きたいと願いつつも
幼馴染や母の反対にあい、悶々と日常を送るキムナムギル

地震発生直後の原発トラブルで
父と兄を亡くした事故のことが頭をよぎり、
誰よりも先に、
こーんな仕事辞めた!
俺は、帰る!!!と帰宅しようとするも
事故処理取り組もうとする仲間たちへの情、
災害に巻き込まれていく仲間たち
その状態で、決死の思いで仲間を守ろうと立ち上がるわけですよ

制御がきかない原発に政府の対策委員会もなすすべなし

大統領のキムナンミョンは、限界を感じて苦悩
そんなとき、チョンジニョンの存在を妻から指摘され、
彼から届いていた原発の問題を指摘する報告書に目を通し、
対策委員会で傍若無人とも言える振る舞いのイギョンヨンを抑え、
現場所長のチョンジニョンと連絡を取りながら、
最悪の事態を避けるべく苦闘する

原発作業員や消防隊が決死の対応を取るのですが、
一時は諦めるも、
ジェヒョクの奮闘に心打たれ、覚悟を決めて救助に向かうシーン

作業員たちが次々被ばくして簡易ベットで治療されている様子など
胸に詰まるものがあります。

その間も、原発に対する恐怖から、
なんとか脱出しようとする市民は交通機関へ殺到したり
道路は車で大渋滞
パニック映画の側面が描かれます。

映画館ですすり泣きが聞こえたのは、
地元の人が体育館に避難しているのですが
被ばくの可能性ということで閉じ込められたシーン

その閉じ込められた地元の人々を救うため
彼らをバスに乗せて、少しでも原発から離れようと苦闘する幼馴染の女子

ジェヒョクを含め、
被ばくして看護されている作業員たちが、
市民を救おうと、足が動くものはみな作業に向かおうと決死隊を編成し
事故現場へ向かうあたりは、
ハリソンフォード主演のK19という原子力潜水艦の映画を思い出させる感じでした。

海水をシートで組み上げて、原発の上からシャワーのようにふりかけるシーンは、まさに福島。

事故の収集を図るため、
最後は、ジェヒョクが一人、ダイナマイトを仕掛ける作業に
しかし、それが意味することは、現場に閉じ込められたままとなるということ
犠牲の死

大統領の配慮により、テレビで、母と会話できる場面があるのですけど、
ま、これは映画ですからねと。

結構泣いている人がいました。

韓国の人々にとって、福島で起きたこと
セウォル号以降の、政府の危機管理と危機対策への問題への不安と怒り
原発銀座(昭和っぽい言い方ですみませんが)慶尚道で起きた地震

そして、わたしが映画を見たのは、まさに釜山でしたので
ソウルで見るよりも観客ののめり込み加減が違ったのかもしれません。

そうそう、必ず裏切り者とか、嫌な奴出てきますよね
それもちゃんとおさえられていました。

未生で、イムシワンの先輩役でいい味を出していたキム・デミョンも
幼馴染として、好演

ジェヒョクことキムナムギルの母親役のキムヨンエは、
ソンガンホが、若き日のノムヒョン大統領を演じた「弁護人」で
拷問を受けるイムシワンの母親役でしたが
今回も母親役を熱演でした。

消防隊には、シークレット・ガーデンで消防士として亡くなったキルライムことハジウォンのお父さん役のチョンインギ
この方は、お父さん役、刑事役多いですねー。

実は、研究で伺っていたフリースクールにお子さんが通われていた関係で
運動会でご一緒したこともあります。
一緒に写真を撮りましょうと声をかけてくださったので
貴重な一枚が手元にあります(^^)v

日本で公開できるのかなぁ。
あまりに現実に近すぎて、上映されないのではないのかなぁと心配しています。

韓国語が分からない夫を連れて行ったのですが、
興味深くみてくれていました。

youtubeで予告編を見ることができます。
下記にぜひアクセスしてみてください!

[판도라] 메인 예고편

イビョンホン主演「インサイダーズ 内部者たち」3月にWOWOWで放映決定! [映画]

イビョンホン主演「インサイダーズ 内部者たち」3月にWOWOWで放映決定!

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3月下旬に 特集:韓国サスペンス最前線!で、
昨年紹介した「内部者たち・インサイダーズ」の放映があります。

http://www.wowow.co.jp/detail/109323/-/01

演技力では定評のキムユンソクとユヘジン主演の「極秘捜査」や

ハジウォンや
チュウォンといった人気俳優主演作品が目白押しですね!

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映画「マスター」:イビョンホン・カンドンウォン・キムウビン [映画]

昨年観た映画の数々の情報を全然upできていないまま、
そしてこの数年の忙しさで、ろくすっぽご馳走情報すら紹介できていない始末で、
アクセスしてくださっている方々に、申し訳ない思いです。
(ノリに乗って書いていた文章が消えてしまい、書き直しにガーンで、ちょっとトーンダウンかもです...)

たまった情報はさておき、みなさんが関心があるかなと思われる映画情報(アクセス解析を見ると、映画情報へのアクセスはすごい数で驚きます)をまずはお知らせします。
なんと昨年のチョンウソンの「阿修羅」も公開し忘れていましたので、すぐに追記して公開しますね!

せっかくの新年最初の記事なので、インパクトのあるイビョンホン主演最新作
2016年12月21日公開開始の「マスター」
写真をクリックすると大きくなります

master1.jpg

master2.jpg

イビョンホンが久々の悪役だと話題になっていますが、
2015年12月公開で、昨年のお正月に観た「内部者たち:インサイダーズ」だって、悪役じゃないの?って思うところです。

今回は、韓国建国史上最大の詐欺事件を引き起こすジン会長を演じるイビョンホン

その腹心でありながら、思わぬ形で連れらされ(笑)実は検察側に寝返った「背信者」のパクチャングン(パク将軍??)ことキムウビン
イビョンホンに背信者探しを命じられ、のちに、背信者は自分ですと名乗り出る場面も!

そして、イビョンホンを執拗に追う知能犯罪捜査班のキムジェミョンはカンドンウォン

この豪華3人の絡み合いは、お正月映画らしいオールスターキャスト(古い!笑)な感じです。

そしてもう一人のキーマンは、イビョンホンのパートナーを演じるチンギョン

キムナムジュ主演で爆発的にヒットした「棚ぼたのあなた」넝쿨째 굴러온 당신 の兄嫁役の頃は、なんだこの人はと思う感じでしたが
2013年公開映画だと、「監視者たち」や「パパロッティ」
2014年のドラマ「大丈夫だ、愛だ」、「ピノキオ」あたりからは、グンと準主役級に台頭してきて
2015年の映画「暗殺」では、ホンの少しの登場でしたが、印象的な役で、綺麗な感じの印象で
今回は、なかなかのスタイルという感じで、少ない女性出演者としては良かったのではと思います。

さてさて本題
稀代の詐欺師イビョンホン、
彼を執拗に追いかける知能犯罪捜査班のカンドンウォン、
そしてそれぞれの側についていた両面での魅力を見せるキムウビン

騙し騙され、襲い襲われ
バトルシーンもすごいし、
なんと、カーチェイスの撮影シーンで、カンドンウォンは割れた車の窓ガラスが首に刺さっての怪我
頭から血も出て大変だったそうですけど
首にガラスって、役者生命どころか、命に関わるんじゃないですかと、心配になるビックリさ加減でしたよ。

映画の幕開けは、
どう考えたって詐欺でしょ、そのネットワークビジネスと投資はと思うイビョンホンのスピーチシーンから。
ワンネットワークという組織なのですが、one(元)と王をかけているんじゃないかな、言葉遊びと感じました。
そのイビョンホンは、詐欺師としての魅力的な会長像が、なかなか板についていました。
彼の低音で、ゆっくりと語りかける特長が役によく反映されていたと思います。

そして、昨年の「内部者たち:インサイダーズ」でも、かなりの役作りしたことが話題になっていましたが、
今回こそ、相当な作り込みをしたんじゃないのかなと思います。

でも、それが、すごく自然に反映されていたのがすごいなと。
髪型、服装、所作は、稀代の詐欺師を演じるのに相応しい立ち居振る舞いでしたよ。
フィリピンで議員と語るシーン(これも騙しているところですが)では
彼の普段の英語ではなく、下手くそに訛ったアジアっぽい英語がまたなんとも面白かったです。

彼の演技は、韓国映画だと2012年の「光海:王になった男」からグンと変わって、演技力が魅力的になったように思います。

もちろん、JSAも好きですよ、たまに懐かしくなって、DVDを引っ張り出してきて観たりします(笑)

とはいえ、強烈に恐ろしかった映画「悪魔は見た」でのチェミンシクとの対決
そのことで、チェミンシクがインタビューを受けたのを見て、イビョンホンの物足りなさを感じてた側面はありますが、光海以降は本当に変わったと思います。
去年の「内部者たち:インサイダーズ」は、最後はチョスンウに全部持ってかれちゃったみたいな部分がありましたが(笑)

悪役は演技力がないとできないですからね。
イビョンホンの演技が変わったのは、やはりハリウッド映画の出演もあるだろうなと思います。
特にG.I.ジョーの2の方 サンダーストーム役で悪役を演じたのが転機じゃないのかなって。

これです。

gijoe2.jpg

そしてカンドンウォンは、スマートさ加減と、引き下がらない感じとが、これまでの出演作の演技の良さに、しぶとさが加わったのが良かった感じでした。

私としては、悪の華と評した「群盗」の彼がmy best ですが

昨年のファンジョンミンとの共演の「検事外伝」(邦題は、華麗なるリベンジ)となんとなく似た雰囲気を感じる面がありました。
役柄としては、検事外伝は犯罪者で、今回は検察側ですけど。

彼は、ソンガンホと共演の「義兄弟 SECRET REUNION」や
怖すぎてあの表情と目が忘れられない「超能力者」
ハートウォーミングな家族モノ「ドゥクゥンドゥクン ドキドキ私の人生」など、
体型からは想像できないような " 骨太 "の演技ができるのが魅力だろうなと思います。

ともかく、命あって、体も無事で何よりでしたねと。

そして、キムウビン なんといってもこの数年で印象が変わった(目が慣れた?)NO.1(笑)

チャンドンゴンが12年ぶりに連続ドラマに出演することで話題になった2012年のSBSドラマ「紳士の品格」これは私もちょっとハマりました(笑)チャンドンゴンじゃなく、キムスロですけど(^^;)
それに出ていたキムハヌルの教え子の高校生役だったり、
「チング2」←この記事探しても見つからず、どこへ行っちゃったのかしら??
チラシの表紙に出ている顔で、耐え難いーと思っていたのに、目が慣れるものですかね。。

ドラマ「相続者たち」の辺りから段々と目が慣れてきて、
「二十歳」では、可愛いとさえ思いましたし(爆)

「技術者たち」では、堂々の主役で、なかなか魅力的な演技者になってきたなぁと思っていたので、今回は、彼らしい魅力が反映されていて、ハマり役だったと思います。

ちょうど昨年末は「技術者たち」がWOWOWで放映されていましたし(1/25水曜日に再放送あり)、その関係か、今週は「二十歳」の再放送がありましたね。

イビョンホン、カンドンウォン、キムウビン
三者三様のスーツ姿や服装を見るのも面白かった映画

フィリピンでのカーチェイスや爆発シーンなども 相当お金使ったのでしょうね
でも、やはり東南アジアだと安くできたのかしらねと下世話なことも頭をよぎってしまったワタシ。。

なんといっても私にとってインパクトだったのは、
中学時代からの憧れの車マセラティが
ガンガンで出てきて、ガンガン壊されて。
ヒャーこれってVFXやCG???  一台1000万円ですよねーーというホント下世話スイッチ。

この映画、全世界31カ国に先行発売の快挙だそうです。
http://www.wowkorea.jp/news/enter/2016/1119/10178107.html

昭和的にいうと、痛快娯楽大作???
ともかくスピード感がすごいですよ。
ぜひ、ご覧あれ!

まだ日本での公開予定は決まってないみたいですね。

そうそう、最後の一個前のシーンは、どうなのかしらね...って思う面も
勧善懲悪ってそういうこととは違うような気がしたけど、
騙された庶民(市民)はちゃんと救われるの図

でもオチもついてた部分は面白かったですよ!
ネタバレしすぎないように、ディテイルの説明は避けたので、分かりにくかったらごめんなさいー。

あと、ちょっとクスクスだったのは、

詐欺にあった人たちを救済する弁護士で、出てきたのが、オダルス!
思わず手を叩いて笑ってしまいましたが、なんと彼は、裏ではイビョンホン演じるジン会長(チン会長)と繋がってるわけです。これは友情出演なのかな?彼にはまり役でした。

あとは最後のイビョンホン逮捕シーンの新聞記事がハンギョレだったことが面白かったな!
ハンギョレ新聞は、韓国でも最も進歩的(ラディカル)と言われている新聞で、市民がお金を出しての会社運営です。

私の韓国情報の元ネタでもあります(笑)

最後になりましたが、韓国の情報サイトdaum(Kakaoトークの会社です)の映画サイトに動画と大量の写真が紹介されていますので、ご覧ください。

http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=99826

写真はここから 241枚も!だいぶ雰囲気がわかりますよ。
http://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=99826#1137144
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女王キムヘス主演・映画「グッバイ シングル(Good Bye Single) 」 [映画]

ありゃ。upしたと思っていた7/20の投稿が、隠れていたままだった(^^;)
4月以降、公開直後に見て、感想をあげようと思っていたのに、そのままになっているもの多数...
とりあえず、書いてあったものから(苦笑)

キムヘス主演映画「グッバイ シングル」

goodbye-single-khs.jpg

あの、女王キムヘスのこの妊婦姿を見たら、「何〜??」と思って見たかった「グッバイ シングル」
5月末の来韓の際に、バスの広告で見て、インパクトでしたよ
とはいえ、昨今は大好きな映画情報すらチェックしきれてない始末で、前情報なしに、公開終了直前に滑り込みセーフ

映画チャイナタウンでは、「オンマ(お母さん)」と呼ばれる役どころで、あのキムヘスが、こんな姿に...と驚きましたが、

この映画は、バリバリのキムヘス
やっぱり女王でも年取るよね、と思う面と
肌の白さと透明感は、本当に朝鮮女性らしい(民族としての朝鮮と言う意味です)白磁肌です

内容は、トップ女優のキムヘスが、
自分が主役だろうと思っていた役の台本もしっかり読んで準備していたのに、大したことのない女優に主役をもっていかれたり、年下彼氏を別の女に寝取られたりと踏んだり蹴ったりのところに
んん??生理がない...
あっちゃー、年下男の子どもを妊娠しちゃったかーと思って病院に行くわけです。

映画の広告からなら、それは妊娠と思うわけですが、
な、なんと、婦人科医からの宣告は
「閉経です」
どっひゃーとなるわけですが、

そんな時、望まない妊娠をしてしまった女子高生と出会い
彼女の中絶を止める形で、
自分が子どもを引き取るから、あなたの生活も、進学も含めた将来も引き受けるから
子どもを産んで、わたしに頂戴!ってことになるわけです。

孤独感と家族が欲しいという思いが絡まった結果ですね。

キムヘスは、誰の子どもかは明かさず、偽の妊娠を装い
そして、妊娠のおかげで、新たな仕事がバンバン入ってくる予想外の展開

ここでのCMの展開でキムヘスの魅力炸裂ですよ
色んな姿に変身〜って感じで、魅力的です。

その際の、マドンソク(彼女のスタイリストで、ゲイかなという雰囲気の設定)が
もー、本当によい!
これだけ見ても、見た甲斐があるぐらい
いつもの武闘系マドンソクへ別人の魅力炸裂で、受けましたー。

一方、一切外へでることを禁じられて、ストレスが溜まっていく妊婦の女子高生

しかし付けねらうマスコミや
妊婦の女子高生を執拗につけまわす人々

結果、バレてしまうわけですよ、妊婦の存在が、
そして、キムヘスの偽妊娠が
それでまた叩かれて、女優としての再起不能か状態に追い込まれるのですが....

妊婦の女子高生が美術大学の入試に向かった際に
キムヘスの気っ風の良さと心意気炸裂となるわけです。

トップ女優としての地位は失ってしまったけれども
大「家族」を得て、めっちゃ和む食卓でおしまい!というものでした。

やっぱり映画は、鑑賞直後の、感動とか、うーんコレはどうか ??などなどの
感想がフレッシュなうちに情報をupしないとダメですね。

いくつかこの後、掲載しようと思ってます〜!


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チャンドンゴン主演「泣く男」우는 남자 ウヌンナムジャ(2014公開) [映画]

もう一ヶ月前に書いたのに、公開にし忘れていた記事(^^;)
17日(木)深夜に再放送だそうですので、ご紹介
--------------------------------------
ウォンビン主演の「アジョシ」の監督が、チャンドンゴンでアジョシ的な映画を撮るということで話題になった作品
2014年6月公開のチャンドンゴン主演「泣く男」우는 남자 ウヌンナムジャ

cdg1.jpg

チラシはもらったけど、タイミングが合わなくて見ないままだった映画の一つ
チャンドンゴンはそんなに好みではないので(といっても、ドラマ「紳士の品格」は韓国滞在中にも、日本での放映でもハマって見てましたけどね。チャンドンゴン好きという訳ではなく(^^;))、きっと日本で公開したら、妙齢のご婦人がわんさか映画館に押し寄せるんだろうなぁなんてことぐらいしか考えていなかったぐらいで(笑)

そして、WOWOWで、今週「特集:韓国発!クライムアクション」なる映画の集中放送をやっていて、先日紹介したリュスンリョンとイジヌク、ユジュンサンの「標的」/邦題:ポイントブランク~標的にされた男~もその一環での放映でしたが、オープニング作品は、この「泣く男」。

ちなみに次の放映予定は、2/26と3/17の深夜です

@L.A. 殺し屋ゴン(チャンドンゴン)は、ターゲットを殺害したあと、その部屋の扉の外の物音に反応して、ババババーッツ銃を撃って、ドアを開けたら、なんと、ターゲットの娘がそこに立っていて...
まるで赤い花のブローチのように洋服に広がっていく染み
罪悪感に苛まれる彼...
そんな思わぬミスを挽回するために命じられた仕事は、韓国の投資会社の重役女性モギョンの殺害
この重役女性がキムミニ
--------
キムミニは、2012年の火車(宮部みゆき原作の火車を韓国で映画化したもの。これも感想をupしていなかったんだなぁ。あとであげますね!)での演技が印象的です。

でも、別に好きな女優かというとそういう訳ではないです。
なにゆえ人気が高いのか私にはよくわからないのですが....
手元にある韓国のファッション新聞 HIGH CUT(価格は1000W)の2015年4月では、「キムミニの温度」なる特集
カバーを飾るぐらいの若手人気女優なんですよ。

kimminhi.jpg

2009年公開の韓国映画「女優たち」(여배우들)
韓国を代表する8人の女優たちが、各世代、「自分」を演じてる映画です。
その中の一人であるキムミニ
----------

さて、話を本筋に戻しますと、
モギョンを殺害しようと、彼女の家に行ったところ、娘を亡くした悲しみで自殺し、瀕死の状態の彼女を見つけた殺し屋ゴンは、なんと、殺害するどころか、助けてしまうんですよねー。

ここからがチャンドンゴンとキムミニの絡みのスタートであります

組織は、ゴンが裏切ったと思い、新たな殺し屋を送り込んで、そこから、「アジョッシ」ばりのアクションが展開されていくわけであります。

ゴンは、自分を捨てた母への思いと、モギョンとの関わりとをダブらせているというか
そんなシーンも何度か出てきます。

最後は、モクヨクタン(沐浴湯=銭湯)での緑色のテミリ(あかすり)手袋が切なかったシーンでした。

たいそうざっくりな解説ですみませんが、まぁ、殺し映画なので、ご了承を。

時々、くすくす笑えるようなシーンもありましたよ。

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WOWOWでハジョンウ・カンドンウォンの「群盗」放映 [映画]

2,3月と多忙を極め、あちこち飛び回っている状態で、何もかけておらず、アクセスしてくださった方には申し訳なく思います。

今日は情報を一つ
一昨年の夏に公開され、紹介したハジョンウ・カンドンウォンの「群盗」

20日にWOWOWで放映されるそうです!
詳細は、下記をクリックしてください
群盗 3/20(日・祝)よる6:15

ハジョンウは剃髪で力を入れた映画で、カンドンウォンの演技もなかなかだったのに、他の大作との兼ね合いで上映期間が短かった作品
なんとか間に合って見に行けたのでよかったですが、皆さんにもご覧になっていただける機会ができて、良かったと思っての御紹介です。

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【映画情報加筆修正】ソジソブ・ハンヒョジュ主演「ただ君だけ」(2011年公開) [映画]

【2/16映画内容を追記しました:やっぱり自分なりにストーリーの種明かしもあるけど、丁寧に描きたくなって、長〜い追記をしました(^^)。映画一本分、丸々書いちゃった感じです(笑)】

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このところ、4年前=2012年のちょうどこの時期に、延世大学語学堂の1級正規課程(10週間)に留学していた頃を思い出しながら、当時観た映画がWOWOWで放映されたもの=日本語字幕付を見直したり、当時書いたブログ記事をチェックしたりしています。

映画情報をupした記憶があるのに消えているのは、人気俳優さんのことを取り上げたためか、異常な数のアクセスに驚き、一気に俳優さんネタを消したことがありました。その時に間違って一緒に消しちゃったのかなぁと思われる映画評をまた改めてupしようかなと考えています。

そして今日紹介するのは、ソジソブ・ハンヒョジュ主演「ただ君だけ」
2011年の釜山国際映画祭でチケット発売開始7秒で全席売り切れの作品で、
チャップリンの「街の灯」をモチーフにした映画です。

日本では、2012年12月にDVDが発売されています。

映画のストーリーについては、上記のポニーキャニオンのサイトにありますが、あまりにあっさりなので....
ozmallの試写会案内のページにある映画案内がよかったので、こちらを見た方がイメージがわきますね。

延世滞在中の頃に話題になっていたのが記憶にあります。

チャップリンの「街の灯」をモチーフにしているとは知らずに見て、途中で、あれ?これって...と中学時代に見た映画を思い出しつつ...(中高は白黒の名画にはまって、見まくっていました。名画座が安かったからというのも大きいですけど。)

映画は、元ボクサーで、現在はミネラルウォーター配達と駐車場料金所で管理人の仕事をしているソジソブの元に、突如、ハンヒョジュが入ってきて、キンパだとかミカンだとかを差し入れながら、彼女はおしゃべりを始めます。ものすごい勢いでポンポン言うので、無口なソジソブはあっけにとられて...
目が見えないために、以前働いていた老人と勘違いした模様の彼女は、ソジソブをアジョシ(おじさん)と呼び、毎日立ち寄るようになります。

ある雨の日に彼女が車をよけて倒れたところ、怪我をしてしまって、家まで送ることになります

家まで送る道中の地下鉄の中で、ハンヒョジュがソジソブに名前を聞くのですが、
ソジソブの名前は、なんと、ジャン・マルセリーノ!

実はこれは洗礼名で、住民登録上はジャンチョルミン 
字幕は、ジャンと出ていたけど、チャンじゃないかなと思います。チャングンソクのチャンと同じだと思うんですけどね。漢字だと「張」中国語読みでジャンです。

後のシーンで、ソジソブがシスターのところへ行って(このシスターがキムミギョンで、相変わらずいい味出してます♪)、名前を変えられないのかと嘆くのですが、シスターは、自分がつけた名前の中で最高の名前よとご機嫌な様子で、思わず笑っちゃいました。

道中が長くなってしまいましたが、
見えない彼女の案内に導かれ、家の近くまで行ったあたりが、面白さポイントです

ソジソブは、ハンヒョジュをおぶっているのですが、
近所のガキに鉛筆をお尻に突っ込まれる「浣腸」状態をされるは、
彼女の家の前にすごい階段はあるはで、おぶって登るのもフラフラ
韓国男子は大変ですなぁと、思わずクスクスしてしまいました。

クスクスポイントは、ハンヒョジュが洗濯をしていて、何かを手元から離して水が詰まってしまい、すってんころりんとか、

その後、ソジソブが来た時に、詰まっているものを取ってもらったらパンティだったり(笑)
(日本では、女性ものの下着は、ショーツっていうことが多いと思いますが、韓国はパンティという言い方を使っているように感じます。時々韓国ドラマで、男性が、俺のパンティと言うセリフを聞くと、男性がパンティ?と不思議に感じますが、パンツなんですよね)

初デートの時に、ハンヒョジュがおしゃれをしようと美容院に行ったら、
パーマが流行りだからと、超スーパーくりんくりんのアジュンマ真っ青ぐらいのパーマをかけられて、本人は鏡は見えないですから、気分よくお出かけして、ソジソブがビックリ(笑)とか

結構この映画にはクスクスポイントもあるのですが、腹立たしさ満載になるポイントも多々あります。
例えば、
ハンヒョジュは、コールセンターで働いているんですが、苦情の電話やら、セクハラ上司やら、大変な状況ながらも、耐えて働いている状態です。
目が見えないため思うような仕事に就けていないことを自分なりに捉えて辛抱している様子が伝わるシーンもあります。

ある時、セクハラ上司が玄関前で待ち伏せしていて、家に入られてしまいます。そして襲われかかったところにタイミングよくソジソブが来て、元ボクサーの血が騒いだのか、ボコボコにしてしまうのです。

実は彼は、元ボクサーですが、ヤミ金取立屋のような仕事をしていて、その際に事件を起こし、刑務所に入っていたという経歴なのです。

二人の距離が少しずつ縮まり、素敵なデートの様子や、
ソジソブが、目の見えないハンヒョジュのために、部屋の段差を改修してバリアフリーにしたり、歩きやすいように整備していく様子など、暖かな愛が描かれていきます。

彼女を守ってくれる番犬?として、そしていずれ盲導犬として育ててもいいのではと、ラブラドール・レトリバーをプレゼントするのも素敵なシーン。
二人と一匹の和やかな雰囲気がまたいいです。

ハンヒョジュも、ボクシングのトレーニングで負荷がかかっている彼の体をいたわるマッサージをしてあげるなど、お互いのおもいやりが見える素敵なシーンが重なっていきます。

ハンヒョジュと出会って、無口で不器用な男が少しずつ変わっていくのです。
昔のボクシングジム関係者のところへ行き、トレーニングに励んで再びリングに上がるなど、少しずつ未来が見える兆しが出てきたそんなとき...

彼女が失明した原因は、実はソジソブが逮捕されるきっかけとなった出来事にありました。
両親を亡くし、失明した理由が自分にあると感じるソジソブ...

そして、ハンヒョジュの目の具合が急速に悪くなっていることが判明し、一ヶ月以内に角膜移植手術をしないと完全に失明してしまうというのです。

ボクサー時代の後輩が、格闘技マフィアのようなことをしており、タイで行われる無制限ファイトに出ることで、彼女の移植手術のお金が捻出できるのため、ソジソブは、名前も身分も捨てて、別人としてタイに渡り、試合に臨みます。
地下格闘技の世界ですので、相手が死ぬか気絶するまで行う。これまでの対戦相手は死亡してきたというすごい相手な訳ですが、負けるわけにはいきません。
なんとか勝利したソジソブは、プロモーター(ヤクザかな?)から言われたダイヤモンドの運び屋の役目も果たしつつ、仁川に着き、ハンヒョジュの手術の成功を聞いてホッとしたのも束の間、
仁川で待ち受けていたのは、彼のダイヤを奪おうとするチンピラ達

結局、刺されて、ダイヤは奪われ....どうなるのか、ソジソブ...

手術は成功したものの、恋人ソジソブとの連絡が取れず、警察へ捜索願いを出しに行くも、
本名も住民番号もわからず、家族でもないため取り扱ってもらえず....

連絡のないまま時が過ぎ....
彼女は、陶芸の工房を持ちながら、日常を送り、
そして、ボランティアで、入院患者へのマッサージに行ったところ...

なんと、ハンヒョジュがマッサージしている入院患者の一つ空いた横のベットで寝ているのが、ソジソブ!
おー、よかったと思ったのも束の間、私ってバカだよと、ガーンと頭を殴られる気分です。

だって、ハンヒョジュは、ソジソブの顔を見たことがないんですよ。
そして、偽造パスポートに記載された名前で入院しているソジソブ
そのうえ、ソジソブは、気付きながらも、一切声を出しません。
なので、ハンヒョジュが気づくわけはありません。

マッサージをしてあげるシーンが出てくるので、その背骨で気がついて〜という思いで一杯で...
彼の筋肉隆々な状態の体をマッサージしてきたハンヒョジュは、
筋肉が落ちてるねと言うだけで、愛する人だと気付かず、もう涙、涙でした。

ハンヒョジュが去った後、ソジソブが握り締めてた拳を開くと、そこからポロリと落ちたのは...デートの時に彼女が、この石を私だと思って持っててとあげた石。
もう辛いは、切ないはで、見てるものも苦しくなります。

その後、退院したソジソブが立ち寄ったのは、ハンヒョジュの工房
たまたま彼女は不在で、彼女に恋をしながらも、告白したら、結婚してると切り返された男が店番をしています。
あー、この男が、彼女は結婚してますとか余計なことを言わないよなとハラハラする私。

店内を見て回るソジソブ そこに、デートした時に捕まえた亀が入っていた瓶がありました。
観葉植物の植木鉢を買って立ち去るソジソブが、
買い物を済ませ、外へ出たら...
ソジソブがプレゼントしたあのラブラドール・レトリバーが、ソジソブに気づき、ワンワン吠えまくるのです。
ハンヒョジュに気がついてという思いと、ソジソブを懐かしく思う気持ちだからでしょうか。
このシーンもまた泣けました。
そして、滅多に吠えない犬が、吠えまくるので、慌てるハンヒョジュ
普段は吠えないんですがと謝り、切ない思いのソジソブ
本当歩く姿も痛々しく、気の毒な状態です。

そして、三清洞の自分がいつも通ってる道がそのシーンの撮影場所だったので、なんだか情景がバーンと自分の胸のうちに入ってきて、ものすごく切なくなりました。

工房に戻ったハンヒョジュは、亀が無くなっていることに気づき、
犬が吠えた理由に気づくのです。
そして、追いかけるも見つからず、地下鉄の階段を降りたソジソブ
見失って、地下鉄入り口で泣き崩れるハンヒョジュ....

そして亀を持っているソジソブが向かったのは、二人の思い出の場所
ハンヒョジュも思い出すのです その地を

あー、ようやく会えるよと、ホッとした映画でした。

いやいや相当長い説明になりましたが、本当に気に入った映画でした
やっぱり元ネタが好きな映画だからというのもあるでしょうけど、
二人の演技がとてもよかったのと、韓国映画らしいクスクスシーンが入っていたのが気に入った部分でもありますね!

目の見えないハンヒョジュが、アジョシの足の臭いが...と言ったときの、恥ずかしそうなソジソブの動きも面白かったです。

あと、ソジソブがボクシングとか格闘技とかのシーンがあるため相当なトレーニングで臨んだそうです。すごいです、体の鍛え方。

そういえば、4年前に、延世の力道部の勧誘を記事にしたことがありましたね
やっぱり、モムチャン(体がいい、鍛えてる)男子が持てる韓国ならではと感じちゃうほどのソジソブの体でした!

本当にこの映画にハマってしまいました。予想通りの部分と、まさかの展開と そして心温まる純愛や、クスッと笑ってしまう部分や、一緒に怒りの気分になる恐怖の部分など、とても充実した映画でした。
本当にレンタルしてでもご覧くださいー、オススメです(^^)v

ソジソブは、顔が苦手でしたが、声はなかなかいいなと思っており、
WOWOWで放映され、その後BS11で放映されたドラマ「ファントム」
ちなみに韓国タイトルは幽霊です
CSのフジでもやっていたんですね

チェダニエル見たさで、見始めたのですが、ソジソブの演技にはまり、
その後は、これまたWOWOWで放映された「主君の太陽」 コンヒョジンとの共演で、現在D Lifeで放映中なんですね。で、苦手だったはずの顔も、もはやすっかり慣れて、声に落ち着くようになってしまった韓流マジックで、ふと、以前録画したまま観ていなかった「ただ 君だけ」を観たわけです。

韓国映画は好きですが、恋愛映画はそんなに見ないし、好きでもないけど、これは本当に何度でも見ちゃいそうですし、まずは、すぐにもう一回見ようという気分です!

映画「チャイナタウン」:キムヘス・キムゴウン共演 [映画]

映画評は、facebookにupして、blogに入れ忘れているものが多々あったので、おいおいupしていきたいと思いますが、昨年前半の話題をさらっていたのが、この「チャイナタウン」
仁川にあるチャイナタウンを描いた映画です。

チラシはしっかり見られるように、現物サイズにリンクをいれてあります。

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チャイナタウン公式サイト(韓国)
http://chinatownfilm.co.kr/index.htm
動画もあるので、少しはイメージがつかめると思います。

そして、分かりやすさのために、Wow Koreaに載っていたあらすじを引用します
--------------
地下鉄のロッカー10番に捨てられた名前が“イルヨン”(キム・ゴウン)という子供。子供はただ役に立つ者だけが生き残るチャイナタウンで“ママ”(キム・ヘス)と呼ばれる女に会う。ママはイルヨンをはじめ、役に立つ子供たちを自身の家族とし、チャイナタウンを支配する。金になることならば、どんなことも拒まないママが、イルヨンにとっては唯一、帰れる家だった。そしてイルヨンはママにとって最も役に立つ子供に成長する。そんなある日、イルヨンはママの金を借りた悪性債務者の息子ソクヒョンに会う。彼はイルヨンにママとは全く違う温かく親切な世界を見せる。イルヨンは初めて、チャイナタウンではない別の世界が気になり始める。そんなイルヨンの変化を感知したママは彼女に、危険すぎる最後の仕事を与える。
--------------
ちなみに、イルヨンという名前は、ロッカーの番号が、10番で、
1はイル、0はヨンだから、イルヨンと付けられた名前です。
だから、この映画は、オンマもイルヨンも名前が無いというところがポイントでもあるのです。

チラシの裏のほうがイメージつかめるかな

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私は実は、あまりストーリーのことを知らずに、キムヘスが、髪がボサボサでチンピラおばさん役だなんて、想像外!と思い、これは観なきゃと思って行ったわけですよ。

なにせ、チラシのキムヘスが、これまでの美女キムヘスからは程遠いにもほどがある姿
篠原涼子が派遣社員を演じた日本のドラマのリメイク「オフィスの女王」では、いけてないキムヘスの姿をちらりと観たことがありますが、そんなレベルじゃないボサボサ
でっぷりの姿もすごかったですし、さすがの女優魂。
肌のガサガサ具合など、どうしたんだろうと気になったぐらいでしたが、全てメイクだそうです。

ここまでのひどい格好引き受けるなんて、よほどの役どころで魅力なんだろうなと思って、期待していきました。
チャイナタウンで犯罪も、あぶれた子供達の世話も取り仕切るゴッドマザー。みんなからオンマ(ママ)と呼ばれる役どころ。

仁川のチャイナタウンは、日本街にも隣接し、昔は、韓中日の交流で豊かになった街、東アジア共同体の象徴なんて言われたこともあったエリアです。
今は再開発が進んでいるところで、先日行ってきましたので、そのことは観光案内で情報をupしますね!

その反面 港町仁川は、港町釜山が日本とのヤクザの取引と言われるならば、中国マフィアとの取引の象徴とされる街でもあります。

釜山のヤクザ映画は沢山ありますが、私のブログで書いたものだと、ハジョンウ・チェミンシクの「悪い奴らの全盛時代:犯罪との戦争」や、イジョンジェ・ファンジョンミン・チェミンシクの「新世界」←これについて何も書いてなかったことに今気づいて、えええー反省...何度見直したかというほどなのに。

そんな仁川の街でコインロッカーベイビーのキムゴウンとゴッドマザーのキムヘスの二人を軸に展開する犯罪映画なのですが、最後に物悲しさが。。
役名でもオンマとしか書かれていなかったキムヘス そのオンマにも名前があるわけですよ、過去も。
オンマ(キムヘス)亡き後、イルヨン(キムゴウン)は、オンマの役割を背負って生きていく業が描かれてます。

切ない映画です 棄てられた者たちが、必死に生き、死んでいく姿が描かれている映画です。

公開直後に観に行って、研究者の友人たちと話をしていたら、「相当話題になってるよ、いやー、やっぱり早いね〜、観に行くの、さすが!」なんて言われて(笑)

話題作であっただけではなく、しっかり映画賞も取ってる作品ですよ
「チャイナタウン」第45回ジッフォーニ映画祭で最優秀賞&特別賞を受賞

カンヌにまで呼ばれたんですからね〜
キム・ゴウン&コ・ギョンピョ「カンヌ国際映画祭」に出席“観客の前で緊張の面持ち”

ちなみにキムヘスがカンヌに行かなかったのは、ボランティア活動のためだったとか。。
キム・ヘス、カンヌ国際映画祭に不参加…理由はミャンマーでのボランティア活動

レッドカーペットでのドレス姿を見たかったなぁ〜。

そしてキムゴウンは、昨日イビョンホンの「内部者たち」の紹介でちょろっと触れた「侠女、刀の記憶」:邦題「メモリーズ:追憶の剣」1月23日(土)〜公開にも出ていますし、昨年WOWOWで放映された「ウンギョ:青い蜜」が記憶に新しいところ。
ウンギョの予告編動画はこちら 

いわゆる現代的な「美人」ではないけど、切れ長の目が、朝鮮の女性を感じさせるキムゴウン
彼女は時代劇で映えるだろうなぁと思いますし、それがまさに上述の、「メモリーズ:追憶の剣」で本領発揮!若手でも演技力に定評のある彼女は今後が本当に楽しみです。

切なさと力強さとあどけなさ 複合的なイルヨンを演じたキムゴウンの演技力と
なんといってもキムヘス この二人の激突は見ものですよ!

日本での公開予定は探してみたけど、見つからなかったです。

監督のインタビューは、kstyleのものが面白かったので、リンクを入れておきますね
「チャイナタウン」ハン・ジュニ監督“主人公は女性でなければならなかった”
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インサイダーズ・内部者たち:イビョンホン主演最新作 [映画]

【2/10に映画評を追記修正しました。3/15タイトルに邦題を追記しました。】

年末年始で観た映画評 手始めに、イビョンホン主演最新作の「内部者たち」
と書いてから一ヶ月以上が経過... 結局、大虎(デホ)、ヒマラヤと書いて最後になりましたが、
旧正月の新年になってしまいましたし、新年の贈り物ということでご覧ください!

といっても新年の贈り物というにはディープな映画ですよ。

この映画は、2014年に韓国で社会現象を巻き起こしとまで言われたイムシワン主演のドラマ「未生:ミセン」
現在、BS-ジャパンで公開中です

その未生と同じウエブ漫画が原作の映画ということで、社会ネタ満載のところが公開前から大注目の映画なのです。
ウエブ漫画公開3ヶ月で連載中止に追い込まれたことも話題となった原作です
未生ファンのひとりとしては、絶対観たいと思っていた作品!

二種類のチラシが配布されていたので、両面計4画像を入れますね!全て大きいサイズにリンクしていますので、詳細をご覧になりたい場合は、クリックしてくださいね。

「内部者たち:The Original 3時間オリジナルバージョン」と書かれたもの
まだこの時点では12月公開予定だったんですね〜

オリジナルバージョンとなっているのは、原作のweb漫画が休止になった後の部分を映画の脚本で補ったということで「オリジナル」と銘打ったのだと思います。

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裏面がこちら

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3月11日の日本公開まであと一ヶ月余りと迫った「内部者たち:インサイダーズ」
11月に韓国公開で、3月に日本公開なんて異例の早さですよね。その点にまず驚きました。

だって、去年の8月公開のこの映画「侠女、刀の記憶」が、1月23日(土)〜公開になったばかりですよ。邦題は、「メモリーズ:追憶の剣」

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そしてこちらが、11月16日の公開が決まったあとのチラシです
「ザ・オリジナル」というのが消えて、単に「内部者たち」になりましたね、タイトルが。

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上の写真が、日本の公式ページのトップで使われているものですね。今週に入って動画付きに変わりましたね。
http://inside-men.com

裏面はこんな感じです

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さて、お待たせしました。鑑賞評です。
映画を見たいから、ネタバレやめて〜という方は、以下をご覧にならずに、公式サイトの映画の予告編をご覧になってストップしてくださいな。

そして今回のイビョンホンは、チンピラを演じるというので話題になっていましたね。髪型とか役柄とか。アドリブ入れたとか、彼自身が結構役作りに力を入れたと言われています。

映画「光海:王になった男」で、イビョンホンの演技が変わったなと思って、今回の演技には、期待大でした。

もちろん、期待に違わず、これまでの彼のイメージとは違う面が描かれており、光海やハリウッド映画のお陰で脱皮したいのかなぁ...なんて思ってましたが、
やっぱり、演技力には定評のある舞台俳優チョスンウには見劣りしてしまいますね...
申し訳ないけど、素直な感想はその一点です。
チョスンウは、映画タチャ(いかさま師)や、イビョンフン時代劇の「馬医」の主役で知られていますよね。
最後は、彼が全部持ってく!という感じです。
それまでのイビョンホンの奮闘は、なかなかなのですが、後半でもう、チョスンウに軍配です。圧巻です。

演技の面でもストーリーの面でも=検事の最後が奮ってますよ。ホントに。

ともかくこの映画への期待は、イビョンホンとチョスンウに加え、
観相(邦題:観相師)での演技が印象深かったペクユンシクの三者の絡み合いというのは面白そうだなぁと思って、待っていた作品です。

そういえば、ペクユンシクは、先日LaLaTVで放映していた映画「蜜の味:taste of money」も結構なインパクトでしたね。WOWOWで2年位前に放映した作品だと思いますが。

ペクユンシクのいやらしい(性的な意味ではなく)演技はさすがですね。
観相でもそうでしたけど、落ち着いたあくどさは、他の人には真似できない彼の真骨頂かと思います。
時々、イラっとする部分もまたうまいなと思います。

昭和に活躍した映画俳優ではこんな感じの雰囲気の方多数いらっしゃいますが、最近の日本の俳優さんだと、ペクユンシクの雰囲気の演技ができる人は減ってる感じがしますね。

ともかく今回の映画の肝は、
チンピラ、政治ヤクザ:イビョンホン
検事:チョスンウ
大手新聞社(撮影場所からは、朝鮮日報をイメージしてますね)論説主幹:ペクユンシク
この三者の絡み合いです

kstyleに映画案内があります
割とサラリときれいに書いてますね(苦笑)

ハンギョレ新聞のイビョンホンのインタビューはとてもよかったので、リンクを入れておきますね
[インタビュー]映画『内部者たち』で新たな境地に挑む俳優イ・ビョンホン

このインタビューでのストーリーを読んで、是非観るべしーと思ったわけです。
なので、映画のあらすじに関しては、ハンギョレの記事を読んでもらうのが一番かなと思います。

さて私の感想はといえば、
単純に説明すると、政界と財界をつなぐ巨額の裏金も含めた裏取引を巡る話です

政財界をつなぐ策士で新聞社論説主幹のイガンヒ 
彼の一筆(論説、コラム)が社会を動かす そんな役どころです。

そして、その下で暗躍するチンピラ・アンサング
ルームサロン(サパークラブとか、高級クラブと言った方が日本的にはわかりやすいですよね)、芸能事務所経営など、政財界の裏・暗部に食い込むために色々やっててて、政治ヤクザ、インテリヤクザ的に動くという役どころですね

しかし内部者だと思って振舞っていたアンサングは、実はイガンヒの掌で弄ばれている、いわば、単なる使いっ走りの駒だったわけですよ。

結構な暴力シーンに感じる方もいるかもしれませんが、この数年韓国映画の暴力シーンを何度も見てきた私には、想像の範囲という感じで、割と大丈夫でした。(^^;)

ともかく韓国社会の暗部を描いた、社会性の高い、批判的な映画なので、漫画が掲載中止に追い込まれたことがわかるなぁ、想像つくなぁと感じる映画です。

裏金のことはもちろんですが、それにまつわるような性接待のシーンが結構激しいんですよ。
いやはや、驚きます。
えー、そんなことまでしてんの...と。想像を超えてます....

これまでも性接待を描いてなかなか公開できなかったマドンソク主演の「ノリゲ」も見てますけど、いやらしさ加減でいうと、この映画がすごいですね よくそこまで描くことにしましたねという感じです。
もちろん、成人指定付いてます。

なんといっても、議員役のイギョンヨンは、そこまでするかーという驚きです
好きな役者さんなので、おったまげましたという反応しか出なかったぐらい。
でも、適役でしたね。

ソウル大黄禹錫教授ES細胞捏造事件を描いた「情報提供者」や、ハジョンウの「ベルリン」での演技は本当に彼らしいと思い、好きな俳優の一人ですが、今回は、もー、ビックリですよ。
言いようがありません、そして文字にはできませんというところです。

その性接待のシーンを動画保存するために、検事ウジャンフンの取った行動もまたインパクトです。

よく韓国の政財界の腐敗を描いた映画で性接待が取り上げられますけど、
ここまで描くというからには、やっぱりあるんでしょうね...相当な感じでと思わされてしまうような映画でした。
裏金のことも含めて。
ともかく、彼らの演技力の激突は見ものですよ!

イビョンホンの体当たり演技、美味しいところ全て持って行ったチョスンウ 
3時間の長丁場の映画ですが、飽きさせずにノンストップという感じですね。
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