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ミョンリャン(鳴梁)観たー! [映画]

過日、韓国映画史上最大の動員数となった「鳴梁(ミョンリャン)」観て来ました。

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入国翌日の朝一上映に駆けつけましたよ〜。平日朝なので6000W
この価格ならWが信じられない程の高いレートでも、お財布に優しいです。

大好きな演技派の二人の激突

韓国の英雄 李舜臣(イスンシン)将軍は、チェミンシク

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対する リュスンリョンは、伊予水軍(村上水軍)の来島通総
会社員時代の同期が、村上水軍の末裔なので、その描かれ方も気になっていたのです

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朴槿恵大統領も鑑賞したことがニュースとなった程ですが、韓国で李舜臣といえば、英雄中の英雄
父の朴正煕政権時代に国内各地に、いにしえに活躍した将軍像を設置したことが韓国では知られてますが、なんといっても李舜臣は、光化門で世宗大王の前を守る位置にありますから、ご存知の方も多いでしょう。KTビル前です。

私は子どもの頃から歴史が好きなので、気になっていた人物でしたが、読みもとしては、蓮池薫さんが翻訳された『孤将』金薫著 を読んでから、映画化されないかなぁと思っていたのですが、
大好きな演技派のチェミンシクが演じるとあっては、もう大ヒット間違いなし どんな脚本になるのだろうと心待ちにしていました。

5月には、様々な公開前情報が出ていたし、7月の公開直前の時は、団扇ももらって(研究室に置いたままでしたので、今回は写真はナシですみません)待ちこがれての鑑賞でした。

出だしから、チェミンシクの抑えた演技が、この映画での彼の(役ではなく、彼の)演技スタンスを感じさせました。

前半では、日本人としては、うーん。この描かれ方だとますます日本を嫌いな若者が増えてしまうのでは、誤解されてしまうのではと感じたり、
とはいえ、戦闘時にはあったことなのだろうけど、子どもも含めて皆殺しってやっぱり....あったのだろうけど、そして、どんな時代でも、どの国でも嫌だよなぁと感じました。

文禄・慶長の役は、秀吉最大の暴走(失策)であり、何が彼を朝鮮半島支配に向かわせたのか、様々な憶測や、歴史研究家の見方がありますが、巻き込まれた人たちは、参戦しなければならなかった武将たちも含め、いい迷惑だと思います ハッキリ言って。(もちろん個人の意見です)
そういえば、チャングムの近いにも攻めてきたサムライたちが描かれていましたよね、ちょっとでしたけど。

そして、史上最大の英雄をヒーローとして求める韓国社会の今....についても考えるところがありました。

韓国人の俳優さんが、戦国武将を演じているのですが、どうしても日本語 特に韓国には無い音(失礼を承知でいうと、世宗大王が作り忘れたとしか思えないのですが。。)ザジズゼゾ(韓国語だと、ジャ・ジ・ジュ・ジェ・ジョに置き換えられます)の発音がどうしても気になってしまって。。

私が好きな映画で、いつもいい脇役を務めているチョジヌンが、それこそ脇を固める脇坂安治(オッサンギャグですみません)体つきからも、侍姿がそこそこ似合っているのですが...。

我々日本人も発音できない音は沢山あり、例えば英語だとRとL
そんなことは分かっていても、音を耳にする時は、いわゆる耳障りな状態になってしまうのだなと改めて感じました。意識と意識下の違いですね。

でも、誰か名前は分かりませんが、日本語ネイティブのような日本語の発音の人がいました。
間諜役ではあるんですが。

前半はそんな気持ちで観ていたのですが、
半ばからは、そんな気持ちも忘れ、物語に引き込まれました。

そして、またまたチングがやってくれますよ、出演場面は多くないですが、目を奪われますね。

二大演技派俳優の激突はもちろん素晴らしかったです。
リュスンリョンは、日本語の台詞だらけですから、努力なさったのだろうなと思いますし、
日本の武将役を引き受けるというのは、ある種勇気のいることでもあるのではないかなと思いますが、演じ切ったのでしょうね。最後は、うーん、なんだかという感もありますが(←作り込み過ぎという意味で。)

しかし、チェミンシク これまでの役をやってしまったら、もう行きつく先がないのでは...と思う程
英雄で、そして素晴らしい演技で
この後、演じる役は残されているのかと心配してしまう程です。
力強くも、温かみのある抑えた演技 怪演とも言われる方ですが、今回は王道ですね。
知将として知られるイスンシン将軍の雰囲気もちゃんと伝わっていたように思います。

ま、私がこの映画から感じたのは.... 教訓的なものとしてという意味でです。
準備が大事(苦笑)ということでした(^^;)

そして、おまけというか、私につきものの笑いの種は、
映画の脚本を書いている兄貴と最近友人になったのですが、
韓国に来たか〜?との連絡に対し、ミョンリャン観て来たよーーーと意気揚々と伝えたら、
私と一緒に観ようと思って観ていなかったのにと言われ、
あれ?約束したような??? すみません。。。との気持ちで、
もう一度観に行って来ます(笑)





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