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映画「マスター」:イビョンホン・カンドンウォン・キムウビン [映画]

昨年観た映画の数々の情報を全然upできていないまま、
そしてこの数年の忙しさで、ろくすっぽご馳走情報すら紹介できていない始末で、
アクセスしてくださっている方々に、申し訳ない思いです。
(ノリに乗って書いていた文章が消えてしまい、書き直しにガーンで、ちょっとトーンダウンかもです...)

たまった情報はさておき、みなさんが関心があるかなと思われる映画情報(アクセス解析を見ると、映画情報へのアクセスはすごい数で驚きます)をまずはお知らせします。
なんと昨年のチョンウソンの「阿修羅」も公開し忘れていましたので、すぐに追記して公開しますね!

せっかくの新年最初の記事なので、インパクトのあるイビョンホン主演最新作
2016年12月21日公開開始の「マスター」
写真をクリックすると大きくなります

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イビョンホンが久々の悪役だと話題になっていますが、
2015年12月公開で、昨年のお正月に観た「内部者たち:インサイダーズ」だって、悪役じゃないの?って思うところです。

今回は、韓国建国史上最大の詐欺事件を引き起こすジン会長を演じるイビョンホン

その腹心でありながら、思わぬ形で連れらされ(笑)実は検察側に寝返った「背信者」のパクチャングン(パク将軍??)ことキムウビン
イビョンホンに背信者探しを命じられ、のちに、背信者は自分ですと名乗り出る場面も!

そして、イビョンホンを執拗に追う知能犯罪捜査班のキムジェミョンはカンドンウォン

この豪華3人の絡み合いは、お正月映画らしいオールスターキャスト(古い!笑)な感じです。

そしてもう一人のキーマンは、イビョンホンのパートナーを演じるチンギョン

キムナムジュ主演で爆発的にヒットした「棚ぼたのあなた」넝쿨째 굴러온 당신 の兄嫁役の頃は、なんだこの人はと思う感じでしたが
2013年公開映画だと、「監視者たち」や「パパロッティ」
2014年のドラマ「大丈夫だ、愛だ」、「ピノキオ」あたりからは、グンと準主役級に台頭してきて
2015年の映画「暗殺」では、ホンの少しの登場でしたが、印象的な役で、綺麗な感じの印象で
今回は、なかなかのスタイルという感じで、少ない女性出演者としては良かったのではと思います。

さてさて本題
稀代の詐欺師イビョンホン、
彼を執拗に追いかける知能犯罪捜査班のカンドンウォン、
そしてそれぞれの側についていた両面での魅力を見せるキムウビン

騙し騙され、襲い襲われ
バトルシーンもすごいし、
なんと、カーチェイスの撮影シーンで、カンドンウォンは割れた車の窓ガラスが首に刺さっての怪我
頭から血も出て大変だったそうですけど
首にガラスって、役者生命どころか、命に関わるんじゃないですかと、心配になるビックリさ加減でしたよ。

映画の幕開けは、
どう考えたって詐欺でしょ、そのネットワークビジネスと投資はと思うイビョンホンのスピーチシーンから。
ワンネットワークという組織なのですが、one(元)と王をかけているんじゃないかな、言葉遊びと感じました。
そのイビョンホンは、詐欺師としての魅力的な会長像が、なかなか板についていました。
彼の低音で、ゆっくりと語りかける特長が役によく反映されていたと思います。

そして、昨年の「内部者たち:インサイダーズ」でも、かなりの役作りしたことが話題になっていましたが、
今回こそ、相当な作り込みをしたんじゃないのかなと思います。

でも、それが、すごく自然に反映されていたのがすごいなと。
髪型、服装、所作は、稀代の詐欺師を演じるのに相応しい立ち居振る舞いでしたよ。
フィリピンで議員と語るシーン(これも騙しているところですが)では
彼の普段の英語ではなく、下手くそに訛ったアジアっぽい英語がまたなんとも面白かったです。

彼の演技は、韓国映画だと2012年の「光海:王になった男」からグンと変わって、演技力が魅力的になったように思います。

もちろん、JSAも好きですよ、たまに懐かしくなって、DVDを引っ張り出してきて観たりします(笑)

とはいえ、強烈に恐ろしかった映画「悪魔は見た」でのチェミンシクとの対決
そのことで、チェミンシクがインタビューを受けたのを見て、イビョンホンの物足りなさを感じてた側面はありますが、光海以降は本当に変わったと思います。
去年の「内部者たち:インサイダーズ」は、最後はチョスンウに全部持ってかれちゃったみたいな部分がありましたが(笑)

悪役は演技力がないとできないですからね。
イビョンホンの演技が変わったのは、やはりハリウッド映画の出演もあるだろうなと思います。
特にG.I.ジョーの2の方 サンダーストーム役で悪役を演じたのが転機じゃないのかなって。

これです。

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そしてカンドンウォンは、スマートさ加減と、引き下がらない感じとが、これまでの出演作の演技の良さに、しぶとさが加わったのが良かった感じでした。

私としては、悪の華と評した「群盗」の彼がmy best ですが

昨年のファンジョンミンとの共演の「検事外伝」(邦題は、華麗なるリベンジ)となんとなく似た雰囲気を感じる面がありました。
役柄としては、検事外伝は犯罪者で、今回は検察側ですけど。

彼は、ソンガンホと共演の「義兄弟 SECRET REUNION」や
怖すぎてあの表情と目が忘れられない「超能力者」
ハートウォーミングな家族モノ「ドゥクゥンドゥクン ドキドキ私の人生」など、
体型からは想像できないような " 骨太 "の演技ができるのが魅力だろうなと思います。

ともかく、命あって、体も無事で何よりでしたねと。

そして、キムウビン なんといってもこの数年で印象が変わった(目が慣れた?)NO.1(笑)

チャンドンゴンが12年ぶりに連続ドラマに出演することで話題になった2012年のSBSドラマ「紳士の品格」これは私もちょっとハマりました(笑)チャンドンゴンじゃなく、キムスロですけど(^^;)
それに出ていたキムハヌルの教え子の高校生役だったり、
「チング2」←この記事探しても見つからず、どこへ行っちゃったのかしら??
チラシの表紙に出ている顔で、耐え難いーと思っていたのに、目が慣れるものですかね。。

ドラマ「相続者たち」の辺りから段々と目が慣れてきて、
「二十歳」では、可愛いとさえ思いましたし(爆)

「技術者たち」では、堂々の主役で、なかなか魅力的な演技者になってきたなぁと思っていたので、今回は、彼らしい魅力が反映されていて、ハマり役だったと思います。

ちょうど昨年末は「技術者たち」がWOWOWで放映されていましたし(1/25水曜日に再放送あり)、その関係か、今週は「二十歳」の再放送がありましたね。

イビョンホン、カンドンウォン、キムウビン
三者三様のスーツ姿や服装を見るのも面白かった映画

フィリピンでのカーチェイスや爆発シーンなども 相当お金使ったのでしょうね
でも、やはり東南アジアだと安くできたのかしらねと下世話なことも頭をよぎってしまったワタシ。。

なんといっても私にとってインパクトだったのは、
中学時代からの憧れの車マセラティが
ガンガンで出てきて、ガンガン壊されて。
ヒャーこれってVFXやCG???  一台1000万円ですよねーーというホント下世話スイッチ。

この映画、全世界31カ国に先行発売の快挙だそうです。
http://www.wowkorea.jp/news/enter/2016/1119/10178107.html

昭和的にいうと、痛快娯楽大作???
ともかくスピード感がすごいですよ。
ぜひ、ご覧あれ!

まだ日本での公開予定は決まってないみたいですね。

そうそう、最後の一個前のシーンは、どうなのかしらね...って思う面も
勧善懲悪ってそういうこととは違うような気がしたけど、
騙された庶民(市民)はちゃんと救われるの図

でもオチもついてた部分は面白かったですよ!
ネタバレしすぎないように、ディテイルの説明は避けたので、分かりにくかったらごめんなさいー。

あと、ちょっとクスクスだったのは、

詐欺にあった人たちを救済する弁護士で、出てきたのが、オダルス!
思わず手を叩いて笑ってしまいましたが、なんと彼は、裏ではイビョンホン演じるジン会長(チン会長)と繋がってるわけです。これは友情出演なのかな?彼にはまり役でした。

あとは最後のイビョンホン逮捕シーンの新聞記事がハンギョレだったことが面白かったな!
ハンギョレ新聞は、韓国でも最も進歩的(ラディカル)と言われている新聞で、市民がお金を出しての会社運営です。

私の韓国情報の元ネタでもあります(笑)

最後になりましたが、韓国の情報サイトdaum(Kakaoトークの会社です)の映画サイトに動画と大量の写真が紹介されていますので、ご覧ください。

http://movie.daum.net/moviedb/main?movieId=99826

写真はここから 241枚も!だいぶ雰囲気がわかりますよ。
http://movie.daum.net/moviedb/photoviewer?id=99826#1137144
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